2017年09月19日
完成しました。
去年12月に釣り上げた108センチのイトウの剥製がついに届きました。
これで私自身が釣り生涯の目標の1つとして掲げてきた
「この川のメーターオーバーのイトウを剥製にする」
を達成したのであります。
この目標のために、やりたい仕事も、大切な家族との時間も全て犠牲にし、全身全霊をかけて挑んできました。
そして約20年の努力を重ね、ついにその目標の獲物を釣り上げたのです。
これほど嬉しいことはありませんでした。今までの苦労が全て報われた瞬間でした。涙が出そうでした。
そして、私の膨大な要望の全てに対応してくれる人柄とそれを叶えてくれる技術を持つ、フィッシュクラフト松本さんにはいくら感謝しても足りません。
顔、目、口、鰭、体色などなど、どれをとっても本当に完璧な出来栄えです。
これで、釣り上げたあの瞬間が、あの感動が、この場所で、いつ何時でも再現されます。
私にとってこれほど幸せなことはありません。
本当に本当にありがとうございました!!
箱を開けてびっくり!こんなにデカかったとは…
下顎の傷はわざと残していただきました。
良くある過度に腹を膨らませるのはやめて、あくまでも現物を忠実に再現してもらいました。
各ヒレの出来栄えも完璧です。
今回は魚拓も一緒に依頼させていただきましたが、これも味があって最高です。
75センチのニジマスの隣に鎮座。ニジマスが小さく見える(笑)
右の空きスペースは90アップのアメマス用です(笑)
絶滅危惧種であるイトウを釣ることで傷付け、さらに剥製にする。
これは現代のトラウトフィッシングにおいて、リリースが善、キープが悪といった風潮が強いなか色々と批評のある話だとは思いますが、自身のやった事に後ろめたさは全くありませんし、「釣りにはこういった楽しみ方がある」というのが少しでも伝わればと思い、投稿することにしました。
ご了承ください。
あ、そうそう。仕事中にHさんより素敵なお手紙をいただきました。
自分の妬みを正当化したり、相手に対し正々堂々と対応しないのはやはり卑怯なことだと再認識できましたし、今まで通り自分らしさを貫こうと思いました!本当にありがとうございます!
私自身反省しなければならない点も少しありましたが、これから色々調べて、動こうと思います!
これで私自身が釣り生涯の目標の1つとして掲げてきた
「この川のメーターオーバーのイトウを剥製にする」
を達成したのであります。
この目標のために、やりたい仕事も、大切な家族との時間も全て犠牲にし、全身全霊をかけて挑んできました。
そして約20年の努力を重ね、ついにその目標の獲物を釣り上げたのです。
これほど嬉しいことはありませんでした。今までの苦労が全て報われた瞬間でした。涙が出そうでした。
そして、私の膨大な要望の全てに対応してくれる人柄とそれを叶えてくれる技術を持つ、フィッシュクラフト松本さんにはいくら感謝しても足りません。
顔、目、口、鰭、体色などなど、どれをとっても本当に完璧な出来栄えです。
これで、釣り上げたあの瞬間が、あの感動が、この場所で、いつ何時でも再現されます。
私にとってこれほど幸せなことはありません。
本当に本当にありがとうございました!!
箱を開けてびっくり!こんなにデカかったとは…
下顎の傷はわざと残していただきました。
良くある過度に腹を膨らませるのはやめて、あくまでも現物を忠実に再現してもらいました。
各ヒレの出来栄えも完璧です。
今回は魚拓も一緒に依頼させていただきましたが、これも味があって最高です。
75センチのニジマスの隣に鎮座。ニジマスが小さく見える(笑)
右の空きスペースは90アップのアメマス用です(笑)
絶滅危惧種であるイトウを釣ることで傷付け、さらに剥製にする。
これは現代のトラウトフィッシングにおいて、リリースが善、キープが悪といった風潮が強いなか色々と批評のある話だとは思いますが、自身のやった事に後ろめたさは全くありませんし、「釣りにはこういった楽しみ方がある」というのが少しでも伝わればと思い、投稿することにしました。
ご了承ください。
あ、そうそう。仕事中にHさんより素敵なお手紙をいただきました。
自分の妬みを正当化したり、相手に対し正々堂々と対応しないのはやはり卑怯なことだと再認識できましたし、今まで通り自分らしさを貫こうと思いました!本当にありがとうございます!
私自身反省しなければならない点も少しありましたが、これから色々調べて、動こうと思います!
2017年09月08日
ご報告〜別寒辺牛川河口アンケート調査について
〜ご報告〜
今春、道路管理者と厚岸警察書により、別寒辺牛川河口付近の国道に路上駐車自粛の看板が設置されたことを発端に、主に私の個人的な思いから行動に移した「別寒辺牛川河口エリアで釣りをしている皆さまにアンケート」ですが、本日無事に厚岸町に対し、要望書を提出することが出来ました。
要望内容としましては、いくら114名の方からのアンケートを取りまとめたとしても、私は全ての釣り人の代表とはなれませんので、「この場所で釣りが出来る環境の保全に尽力し、道路管理者、JR、釣り人などみんなが共存できる環境作りを進めてほしい」とゆう内容にとどめした。
しかし、要望書の添付資料として提出したアンケート調査結果報告書には、釣り人が厚岸町にもたらす経済効果を推定し、僕が考えるこの問題の解決策(案)の提示をさせて頂きました。
まず地元である町を味方につけないと、道路管理者、JRとの話は進まないと思い、このような進めかたとなりました。アンケートに協力していただいた方の中には納得出来ないかたもいるかもしれませんが、私の考えられる最善の方法を選択しましたので、ご理解ください。
また、提出した書類の公表については最後まで悩みましたが、Facebookなどで友人となってる方以外にもたくさんの方に協力して頂いていますし、これを公表することで1人でも多くの方がこの問題に関心を持ってくれることこそ、解決策への一番の近道となると思いますので、厚岸町に提出した全てのものをUPさせて頂きます。(僕の住所と名前は消しています。また押印無しの状態でUPいたします。なお、アンケート調査票は多いのでUPは無理です)
なお、添付書類として提出した皆さまに協力していただいたアンケート調査票ですが、個人情報保護の観点から今回は名前と住所の細かい部分は黒く塗り潰して提出させて頂きましたことをお詫び申し上げます。
今回、とりあえず要望書を提出する段階までこぎ着けました。
ここでは書けないような問題がたくさんありましたが、めげずにやってこれたのはアンケートに協力してくれた皆さまと釣り場やSNS上で応援して頂いた皆さまのおかげです!
ひとまず、この場を借りて御礼申し上げます。
「本当にありがとうございました!!」
今春、道路管理者と厚岸警察書により、別寒辺牛川河口付近の国道に路上駐車自粛の看板が設置されたことを発端に、主に私の個人的な思いから行動に移した「別寒辺牛川河口エリアで釣りをしている皆さまにアンケート」ですが、本日無事に厚岸町に対し、要望書を提出することが出来ました。
要望内容としましては、いくら114名の方からのアンケートを取りまとめたとしても、私は全ての釣り人の代表とはなれませんので、「この場所で釣りが出来る環境の保全に尽力し、道路管理者、JR、釣り人などみんなが共存できる環境作りを進めてほしい」とゆう内容にとどめした。
しかし、要望書の添付資料として提出したアンケート調査結果報告書には、釣り人が厚岸町にもたらす経済効果を推定し、僕が考えるこの問題の解決策(案)の提示をさせて頂きました。
まず地元である町を味方につけないと、道路管理者、JRとの話は進まないと思い、このような進めかたとなりました。アンケートに協力していただいた方の中には納得出来ないかたもいるかもしれませんが、私の考えられる最善の方法を選択しましたので、ご理解ください。
また、提出した書類の公表については最後まで悩みましたが、Facebookなどで友人となってる方以外にもたくさんの方に協力して頂いていますし、これを公表することで1人でも多くの方がこの問題に関心を持ってくれることこそ、解決策への一番の近道となると思いますので、厚岸町に提出した全てのものをUPさせて頂きます。(僕の住所と名前は消しています。また押印無しの状態でUPいたします。なお、アンケート調査票は多いのでUPは無理です)
なお、添付書類として提出した皆さまに協力していただいたアンケート調査票ですが、個人情報保護の観点から今回は名前と住所の細かい部分は黒く塗り潰して提出させて頂きましたことをお詫び申し上げます。
今回、とりあえず要望書を提出する段階までこぎ着けました。
ここでは書けないような問題がたくさんありましたが、めげずにやってこれたのはアンケートに協力してくれた皆さまと釣り場やSNS上で応援して頂いた皆さまのおかげです!
ひとまず、この場を借りて御礼申し上げます。
「本当にありがとうございました!!」
2016年12月11日
夢の果て 最終章(夢の果て編)
夢の果て 第四章(格闘編)の続きです。
よしゃあああああああ!!と雄たけびをあげ、その後、泣きそうな声で、どうしよおおお、やったああ~~~~~!と叫ぶ。
キーさんに、これ(メーター)あるよねえ?あるよねえ?、としつこく聞く。
これね、余裕で超えてる。今まで見たメーターの中で一番でかい、とキーさんが答える。
カヌー横のネットに押し込まれて大人しい巨体を見て、どこかで写真を撮りたい思い、近くの岸辺に上がることにする。
しかし、アンカーを外しカヌーを動かした瞬間、ネットの中の巨体が急に暴れだした!
ちょっと待って、ちょっと待って、とネットを抑えるが最後の力を振り絞っているのかさらに大暴れ。
そしてネットが破け始め、だんだん頭から出ていく。やばいやばいやばい!と今回一番の焦り様。
アンカーは外してしまったから、カヌーは流れるし、その先の下流には木わらがある。一気に頭側のネットとフレームを持ち、カヌーにずり入れた。
危ない、危ないこれでもう安心。
全速でカヌーを岸に着け、魚を谷地の薄氷の張った水溜りに入れた。
改めてみるとやっぱりでかい!めちゃくちゃでかい!!
ボイルの主はこいつだったんだ・・・と二人で顔を合わせ、キーさんが貸してくれたスケールで緊張の計測。
100センチのメモリを尾が越したところで、頭の中が真っ白になった。
(メーター)あるうううううううう!と子供みたいに叫んだ。
それが、これだ。
釣りを始めて約20数年、ついに夢であったホーム河川でのメーターオーバーのイトウ。108センチ。
この時期にしては、オスということもあり少しスレンダーではあるが、それでも重すぎてちゃんと持てない・・・
本当にでかい・・・
遠くからでもでかい・・
頑張って持ち上げたけどこの程度・・・腕を前に出せない。
もういっちょ!
この日が来るまで
何度釣れない釣りをしたか。
何個ルアーを川に奉納したか。
何回寝る前にメーターオーバーを獲るイメージトレーニングをしたか。
何回友達の好意を無下にし、他人の魚まで掬いに走ってランディングの練習をしたか。
道東でイトウをを狙って釣ることが出来る河川の中で、ここホーム河川はメーターオーバーを獲れる確率が一番低いと感じていた。
20数年釣りをしてきてホームでのメーターオーバーの話はたったの5本。
頭の片隅には、一生釣ることが出来ないかもしれないな~、なんて想いもあった。
しかし、近年明らかにアメマスが減ってきていて、狙うにはここ数年はチャンスだなとも思っていた。
数年前まで通いつめていたエリアに見切りをつけ、メーターの可能性が高いのはこのエリアだと踏んで3年。
今まで釣ってきた大物が全てそうだったように、たまの釣りでポンと結果を出せるほど、持っている釣り師でもない自分が目標に近づくには、何度ボウズをくらっても、反省し、考え、自身の釣りを組み立て直し、万全の準備をし、めげずに釣り場に通いつめるしかないと思っていた。
そして、他の河川のいい話を聞いても目もくれず、今の僕を育ててくれた愛着にあるホームでのメーターオーバーにこだわった。
それがようやく報われた。ついに自身の夢であったホーム河川でのメーターオーバーを自分のランディングで手中に収めることができた。
人生において、これほど嬉しいことはなかった。本当に本当に嬉しかった。
夢の果て、それは「唯々嬉しい」それだけだった。
タックルは愛竿、ダイコーバロウズドレットノート73XX。リールはモラムSX3601フォレール。
これまでの経験から僕が選んだロッドはビックベイト用のバスロッドだった。ルアーウエイトは4オンスまで。
過剰だと思うかもしれないが、僕がロッドに求めるのは50グラムのルアーを振りぬけること、圧倒的パワー、底の釣りにも対応できるバランスと感度、
そして、魚の動きに対する柔軟な追従性だった。
おかげで今回のメーターオーバーとのファイト時間はほぼ3分。イメージトどおりに魚を無駄に暴れさせず、すばやく主導権を握り、寄せることが出来た。
さらにこうゆうファイトが出来るロッドを手にすることで、フックをワンランク細くすることが出来る。
口の堅いイトウに対しては、まずフックが刺さってくれなきゃ何も始まらない。これはかなりのアドバンテージになると思う。
ヒットルアーはレンジバイブ70。越冬や落氷直後で活性の低いイトウには、バイブレーションを結ぶことが多い。
ストンとすばやくフォールしてボトムに到達してくれるので、誰もが使いやすいルアーだと思う。
秋から初冬のイトウ狙いは大体バイブレーションと13~20センチのミノーを使うことが多く、高活性の魚が着きそうな場所はミノー。逆に低活性の魚が着きそうな場所はバイブレーション。
ここぞと言う場所では、ミノーを通して駄目ならバイブレーション。またはその逆。そしてたまにザリガニをイメージして使うミノーをローテーションに加えている。
フックは伊勢尼11号。先述したとおり、フックは太けりゃ良いってもんじゃないと思います。タックルとのバランスなどが非常に重要。
破れたランディングネット。
ウッド製のカッコイイネットも良いが、僕はとにかく絶対に獲ることを念頭に置いて、柄の伸びるアルミフレームタイプを使ってきた。内径約60センチ。メーター獲るならギリギリだった。
これで何本のイトウを掬ったかな・・・。でも破れたからもう使えない。ネットだけは外して大事に取っておこう。
僕の釣りにおける信条は「ラッキーヒットなんかいらない」だが、今回は多少なりともラッキーな部分はあったと思う。
増水後の一番状態の良いときに釣りに行けたこと。
良くも悪くもルアーを丸呑みしてたこと。
朝のラインブレイクがあったおかげで、こいつはラインブレイクしなくて済んだこと。
考えれば考えるほど色々なラッキーはあったと思うが、それもこれも自分の努力のおかげだと都合よく考えることにした。
釣りを終えて、カヌーを車に積んだ後、毎回毎回こんな釣れない釣りに付き合ってくれていたキーさんに、本当にありがとう!と伝え、がっちりと握手を交わした。
次はキーさんの番だね!
またよろしく!
と帰路に着いた。
この魚を育んだすべての自然と、これまで僕の釣りに関わってくれた皆さんに心から感謝です。
本当にありがとう!!!
夢の果て 完結
よしゃあああああああ!!と雄たけびをあげ、その後、泣きそうな声で、どうしよおおお、やったああ~~~~~!と叫ぶ。
キーさんに、これ(メーター)あるよねえ?あるよねえ?、としつこく聞く。
これね、余裕で超えてる。今まで見たメーターの中で一番でかい、とキーさんが答える。
カヌー横のネットに押し込まれて大人しい巨体を見て、どこかで写真を撮りたい思い、近くの岸辺に上がることにする。
しかし、アンカーを外しカヌーを動かした瞬間、ネットの中の巨体が急に暴れだした!
ちょっと待って、ちょっと待って、とネットを抑えるが最後の力を振り絞っているのかさらに大暴れ。
そしてネットが破け始め、だんだん頭から出ていく。やばいやばいやばい!と今回一番の焦り様。
アンカーは外してしまったから、カヌーは流れるし、その先の下流には木わらがある。一気に頭側のネットとフレームを持ち、カヌーにずり入れた。
危ない、危ないこれでもう安心。
全速でカヌーを岸に着け、魚を谷地の薄氷の張った水溜りに入れた。
改めてみるとやっぱりでかい!めちゃくちゃでかい!!
ボイルの主はこいつだったんだ・・・と二人で顔を合わせ、キーさんが貸してくれたスケールで緊張の計測。
100センチのメモリを尾が越したところで、頭の中が真っ白になった。
(メーター)あるうううううううう!と子供みたいに叫んだ。
それが、これだ。
釣りを始めて約20数年、ついに夢であったホーム河川でのメーターオーバーのイトウ。108センチ。
この時期にしては、オスということもあり少しスレンダーではあるが、それでも重すぎてちゃんと持てない・・・
本当にでかい・・・
遠くからでもでかい・・
頑張って持ち上げたけどこの程度・・・腕を前に出せない。
もういっちょ!
この日が来るまで
何度釣れない釣りをしたか。
何個ルアーを川に奉納したか。
何回寝る前にメーターオーバーを獲るイメージトレーニングをしたか。
何回友達の好意を無下にし、他人の魚まで掬いに走ってランディングの練習をしたか。
道東でイトウをを狙って釣ることが出来る河川の中で、ここホーム河川はメーターオーバーを獲れる確率が一番低いと感じていた。
20数年釣りをしてきてホームでのメーターオーバーの話はたったの5本。
頭の片隅には、一生釣ることが出来ないかもしれないな~、なんて想いもあった。
しかし、近年明らかにアメマスが減ってきていて、狙うにはここ数年はチャンスだなとも思っていた。
数年前まで通いつめていたエリアに見切りをつけ、メーターの可能性が高いのはこのエリアだと踏んで3年。
今まで釣ってきた大物が全てそうだったように、たまの釣りでポンと結果を出せるほど、持っている釣り師でもない自分が目標に近づくには、何度ボウズをくらっても、反省し、考え、自身の釣りを組み立て直し、万全の準備をし、めげずに釣り場に通いつめるしかないと思っていた。
そして、他の河川のいい話を聞いても目もくれず、今の僕を育ててくれた愛着にあるホームでのメーターオーバーにこだわった。
それがようやく報われた。ついに自身の夢であったホーム河川でのメーターオーバーを自分のランディングで手中に収めることができた。
人生において、これほど嬉しいことはなかった。本当に本当に嬉しかった。
夢の果て、それは「唯々嬉しい」それだけだった。
タックルは愛竿、ダイコーバロウズドレットノート73XX。リールはモラムSX3601フォレール。
これまでの経験から僕が選んだロッドはビックベイト用のバスロッドだった。ルアーウエイトは4オンスまで。
過剰だと思うかもしれないが、僕がロッドに求めるのは50グラムのルアーを振りぬけること、圧倒的パワー、底の釣りにも対応できるバランスと感度、
そして、魚の動きに対する柔軟な追従性だった。
おかげで今回のメーターオーバーとのファイト時間はほぼ3分。イメージトどおりに魚を無駄に暴れさせず、すばやく主導権を握り、寄せることが出来た。
さらにこうゆうファイトが出来るロッドを手にすることで、フックをワンランク細くすることが出来る。
口の堅いイトウに対しては、まずフックが刺さってくれなきゃ何も始まらない。これはかなりのアドバンテージになると思う。
ヒットルアーはレンジバイブ70。越冬や落氷直後で活性の低いイトウには、バイブレーションを結ぶことが多い。
ストンとすばやくフォールしてボトムに到達してくれるので、誰もが使いやすいルアーだと思う。
秋から初冬のイトウ狙いは大体バイブレーションと13~20センチのミノーを使うことが多く、高活性の魚が着きそうな場所はミノー。逆に低活性の魚が着きそうな場所はバイブレーション。
ここぞと言う場所では、ミノーを通して駄目ならバイブレーション。またはその逆。そしてたまにザリガニをイメージして使うミノーをローテーションに加えている。
フックは伊勢尼11号。先述したとおり、フックは太けりゃ良いってもんじゃないと思います。タックルとのバランスなどが非常に重要。
破れたランディングネット。
ウッド製のカッコイイネットも良いが、僕はとにかく絶対に獲ることを念頭に置いて、柄の伸びるアルミフレームタイプを使ってきた。内径約60センチ。メーター獲るならギリギリだった。
これで何本のイトウを掬ったかな・・・。でも破れたからもう使えない。ネットだけは外して大事に取っておこう。
僕の釣りにおける信条は「ラッキーヒットなんかいらない」だが、今回は多少なりともラッキーな部分はあったと思う。
増水後の一番状態の良いときに釣りに行けたこと。
良くも悪くもルアーを丸呑みしてたこと。
朝のラインブレイクがあったおかげで、こいつはラインブレイクしなくて済んだこと。
考えれば考えるほど色々なラッキーはあったと思うが、それもこれも自分の努力のおかげだと都合よく考えることにした。
釣りを終えて、カヌーを車に積んだ後、毎回毎回こんな釣れない釣りに付き合ってくれていたキーさんに、本当にありがとう!と伝え、がっちりと握手を交わした。
次はキーさんの番だね!
またよろしく!
と帰路に着いた。
この魚を育んだすべての自然と、これまで僕の釣りに関わってくれた皆さんに心から感謝です。
本当にありがとう!!!
夢の果て 完結
2016年12月10日
夢の果て 第四章(格闘編)
夢の果て 第三章(恵みの雨編)の続きです。
注意:写真は一枚もありませんが、ラストに動画があります。
水中で発生してしまうラインスラッグを取るようにもう一度アワセを入れる。
ゴゴッ、ゴッ、ゴゴッと首を振る相手に、イトウっぽいぞこれ。と思い、さらにラインスラッグを取りつつ追いアワセを追加。
パスッ・・・
まさかのラインだけが戻ってきた。切れた。
先ほど、今日最初のキャストで草に突き刺さったのを外したときにラインが痛んでいたんだろう。
一日に一度あるかないかのチャンスを自らのミスで失った。サイズは60前後だとは思うがほぼ本命と思われる感触。
サイズは関係なく、今年最後になるカヌー釣行の1本だった。獲りたかった。非常に悔しい。
でも悔やんでても何も進まない。都合よく、あれはアメマスだと自分に言い聞かせた。
目当てのポイントはその後何もなく、次の有望ポイントへ移動。ここは今秋の釣行で大きなボイルを目撃している。
同じくカーブの終わりから攻めると15センチのシンキングミノーを流すキーさんに良いアタリ。
大きくロッドが弧を描き、本命かと期待するも、コンディションの良い50オーバーのアメマス。
二人で苦笑いしながら、やっぱりさっき切れたのもアメマスだよ、と冗談を交わす。
次はカーブの丁度中間、ボイルを目撃していた辺りを攻める。使うルアーは先ほど切られたバイブレーション、オレンジイワシ。
釣り場にまったく同じルアーを持っていくことはまず無い僕が、今日の釣りのためにわざわざ買って、昨日ルアーボックスに入れておいた。
今日の攻め方はバイブレーションとザリガニミノー。あくまでも、これにこだわるために用意していた予備。そして、それほど信頼しているルアーだ。
カーブの内側にアンカーを下ろし、外側の流芯から手前のカケアガリを攻める。
ここも良いポイントだけどアメマスもあまり釣れないよね。イトウがいっぱい入ってるからじゃない?
なんて冗談を言いながら、1キャスト目。
また草に引っ掛ける。が、今度はすんなり外れてくれて、底をリフト&フォールで流す・・・何も起きず。
そして2キャスト目。
先ほどより5mほど下流の対岸岸際にダウンクロスでキャスト。ボトムを取り、同じくリフト&フォール。
流芯を過ぎたところで、ラインに掛かったドラッグを取るように少し強めにルアーをリフト。
で、フォール。今思えば何を感じ取ったのかまったく思い出せないが、反射的にアワセを入れていた。
ヌウウ~~~ン・・・
と根掛りのような重さを感じ、例によって水中で発生するラインスラッグを素早く取りながらもう一発アワセ。かすかな生命反応感じる。
来た!
さらにラインスラッグを取りながら、グッ!グッ!とに2回追いアワセを叩き込む。ここで完全にラインスラッグが無くなり、ロッドを通してとてつもない重量感が伝わってきた!
でかい!!これはでかい!!!!
相手は必死で下流に降ろうと底でもがいているが、ここで下流に頭を向かせたらまずい、増水の流れに乗り、あの時と同じことになる!
数年前まで通いつめていたエリアで、それこそ雨後の増水時に掛けたモンスターのことを思い出した。
あの時はエキストラヘビーのトラウトロッドに20LBナイロン。ロッドが曲がりきってしまい、ラインの強さを活かすことができず、何も出来ずに下流にジワジワ走られ続けバラシ、ものすごく悔しい思いをした。
あれから丁度まる3年、考えに考え抜き、今は20LBナイロンをフルで活かせるロッドを手にしている。
迷いは無かった!絶対に下流には行かせない!!
リールのドラグはフルロックだが、一世代古いが故に万一ドラグが滑り出すと止まらなくなるので、さらにスプールを親指でグッと押さえ、ライン切れるなよ~と、ロッドを立てて耐える。
意外にも相手はあっさり諦めて、頭を上流に向け、底に張り付きながらゆっくりと上流に上がったきた。
まだまだロッドから伝わるとてつもない重量感に、かなりの興奮状態であったが、イトウ狙いの前日は、必ず寝る前に毎回メーターオーバーを獲るイメージトレーニングをしていた。体は自然に動いた。
ここで無理矢理寄せに入っては、相手を無駄に暴れさせることになり、バラス確率が上がってしまう。
相手の癇に触らないギリギリのテンションを掛け、魚に同調するようにラインを巻き取っていく。ちょっと心配で地味に追いアワセも軽く入れたりする。フッキングは大丈夫そうだ。
相手が自分の前を越えた、そのままさらに上流へ向かう。ゆっくりと一度浮かせにかかる。
でかい!!!!
カヌーのすぐ横で、魚体が見えるとその大きさに圧倒された。 恐怖を感じ、一度潜らせた。
足が震えてきた。見えるまで、控えめに80は超えてるべ、とか言って必死に自分を落ち着かせようとしたが、やっぱりとてつもなくでかかった。
ルアーが丸呑みでまったく見えなかった。ここで大暴れされたら歯でラインがやられる!と思い、ドラグを緩めハンドドラグで柔軟に対応することにした。
幸い、自分で選びぬいたロッドもまだ余力を残し、イメージどおりに相手の動きに柔軟に対応してくれている。
ここですぐに水面から顔が持ち上がるまで浮かせてしまうと、大暴れするに違いない。カヌー横で、浮かせたり、潜らせたり、を繰り返し体力の消耗を促す。
メーターいってる。
過去にメーターを見てきているキーさんが言い、さらに緊張が増す。
掬える?
キーさんの言葉に、自分で掬いたい、そのために今まで頑張ってきたんだから、と答える。
自身の夢であるホーム河川でのメーターは何としてでも自分でランディングしなければならなかった。それじゃないと自分自身が納得出来なかった。
そのために今まで自分で掛けた魚は友人の好意を無下にしてまで、ほぼすべて自分で掬い、他人の大物まで掬いに走り、練習してきた。
だが、いざ目の前で泳いでいる相手を見ると、内径約60センチのネットに入るのか?と不安が大きくなる。
でも今回ラッキーだったのは、ルアーを丸呑みしていることだった。
これならネットにフックが絡まることは無い、最悪、無理矢理押し込めることができる。男は度胸!一発で決める!とネットを左手に持つ。
そろそろだろ。と水面まで浮かして止めてみる。そのまま下流に下げていくと、一瞬魚体が横になる。
いける!!ここで決めなきゃ、一発で決めなきゃ、絶対に大暴れしてバラス確立が上がる!!
頭からネットを差込み、頭が入ったところでネットを下流にグッと動かして体を入れる。
そこには、釣りはじめてから二十数年、ずっと夢だったホーム河川でのメーターオーバーがなんとも窮屈な体勢でネットに収まっていた。
夢の果て 最終章(夢の果て編)へ続く・・・
注意:写真は一枚もありませんが、ラストに動画があります。
水中で発生してしまうラインスラッグを取るようにもう一度アワセを入れる。
ゴゴッ、ゴッ、ゴゴッと首を振る相手に、イトウっぽいぞこれ。と思い、さらにラインスラッグを取りつつ追いアワセを追加。
パスッ・・・
まさかのラインだけが戻ってきた。切れた。
先ほど、今日最初のキャストで草に突き刺さったのを外したときにラインが痛んでいたんだろう。
一日に一度あるかないかのチャンスを自らのミスで失った。サイズは60前後だとは思うがほぼ本命と思われる感触。
サイズは関係なく、今年最後になるカヌー釣行の1本だった。獲りたかった。非常に悔しい。
でも悔やんでても何も進まない。都合よく、あれはアメマスだと自分に言い聞かせた。
目当てのポイントはその後何もなく、次の有望ポイントへ移動。ここは今秋の釣行で大きなボイルを目撃している。
同じくカーブの終わりから攻めると15センチのシンキングミノーを流すキーさんに良いアタリ。
大きくロッドが弧を描き、本命かと期待するも、コンディションの良い50オーバーのアメマス。
二人で苦笑いしながら、やっぱりさっき切れたのもアメマスだよ、と冗談を交わす。
次はカーブの丁度中間、ボイルを目撃していた辺りを攻める。使うルアーは先ほど切られたバイブレーション、オレンジイワシ。
釣り場にまったく同じルアーを持っていくことはまず無い僕が、今日の釣りのためにわざわざ買って、昨日ルアーボックスに入れておいた。
今日の攻め方はバイブレーションとザリガニミノー。あくまでも、これにこだわるために用意していた予備。そして、それほど信頼しているルアーだ。
カーブの内側にアンカーを下ろし、外側の流芯から手前のカケアガリを攻める。
ここも良いポイントだけどアメマスもあまり釣れないよね。イトウがいっぱい入ってるからじゃない?
なんて冗談を言いながら、1キャスト目。
また草に引っ掛ける。が、今度はすんなり外れてくれて、底をリフト&フォールで流す・・・何も起きず。
そして2キャスト目。
先ほどより5mほど下流の対岸岸際にダウンクロスでキャスト。ボトムを取り、同じくリフト&フォール。
流芯を過ぎたところで、ラインに掛かったドラッグを取るように少し強めにルアーをリフト。
で、フォール。今思えば何を感じ取ったのかまったく思い出せないが、反射的にアワセを入れていた。
ヌウウ~~~ン・・・
と根掛りのような重さを感じ、例によって水中で発生するラインスラッグを素早く取りながらもう一発アワセ。かすかな生命反応感じる。
来た!
さらにラインスラッグを取りながら、グッ!グッ!とに2回追いアワセを叩き込む。ここで完全にラインスラッグが無くなり、ロッドを通してとてつもない重量感が伝わってきた!
でかい!!これはでかい!!!!
相手は必死で下流に降ろうと底でもがいているが、ここで下流に頭を向かせたらまずい、増水の流れに乗り、あの時と同じことになる!
数年前まで通いつめていたエリアで、それこそ雨後の増水時に掛けたモンスターのことを思い出した。
あの時はエキストラヘビーのトラウトロッドに20LBナイロン。ロッドが曲がりきってしまい、ラインの強さを活かすことができず、何も出来ずに下流にジワジワ走られ続けバラシ、ものすごく悔しい思いをした。
あれから丁度まる3年、考えに考え抜き、今は20LBナイロンをフルで活かせるロッドを手にしている。
迷いは無かった!絶対に下流には行かせない!!
リールのドラグはフルロックだが、一世代古いが故に万一ドラグが滑り出すと止まらなくなるので、さらにスプールを親指でグッと押さえ、ライン切れるなよ~と、ロッドを立てて耐える。
意外にも相手はあっさり諦めて、頭を上流に向け、底に張り付きながらゆっくりと上流に上がったきた。
まだまだロッドから伝わるとてつもない重量感に、かなりの興奮状態であったが、イトウ狙いの前日は、必ず寝る前に毎回メーターオーバーを獲るイメージトレーニングをしていた。体は自然に動いた。
ここで無理矢理寄せに入っては、相手を無駄に暴れさせることになり、バラス確率が上がってしまう。
相手の癇に触らないギリギリのテンションを掛け、魚に同調するようにラインを巻き取っていく。ちょっと心配で地味に追いアワセも軽く入れたりする。フッキングは大丈夫そうだ。
相手が自分の前を越えた、そのままさらに上流へ向かう。ゆっくりと一度浮かせにかかる。
でかい!!!!
カヌーのすぐ横で、魚体が見えるとその大きさに圧倒された。 恐怖を感じ、一度潜らせた。
足が震えてきた。見えるまで、控えめに80は超えてるべ、とか言って必死に自分を落ち着かせようとしたが、やっぱりとてつもなくでかかった。
ルアーが丸呑みでまったく見えなかった。ここで大暴れされたら歯でラインがやられる!と思い、ドラグを緩めハンドドラグで柔軟に対応することにした。
幸い、自分で選びぬいたロッドもまだ余力を残し、イメージどおりに相手の動きに柔軟に対応してくれている。
ここですぐに水面から顔が持ち上がるまで浮かせてしまうと、大暴れするに違いない。カヌー横で、浮かせたり、潜らせたり、を繰り返し体力の消耗を促す。
メーターいってる。
過去にメーターを見てきているキーさんが言い、さらに緊張が増す。
掬える?
キーさんの言葉に、自分で掬いたい、そのために今まで頑張ってきたんだから、と答える。
自身の夢であるホーム河川でのメーターは何としてでも自分でランディングしなければならなかった。それじゃないと自分自身が納得出来なかった。
そのために今まで自分で掛けた魚は友人の好意を無下にしてまで、ほぼすべて自分で掬い、他人の大物まで掬いに走り、練習してきた。
だが、いざ目の前で泳いでいる相手を見ると、内径約60センチのネットに入るのか?と不安が大きくなる。
でも今回ラッキーだったのは、ルアーを丸呑みしていることだった。
これならネットにフックが絡まることは無い、最悪、無理矢理押し込めることができる。男は度胸!一発で決める!とネットを左手に持つ。
そろそろだろ。と水面まで浮かして止めてみる。そのまま下流に下げていくと、一瞬魚体が横になる。
いける!!ここで決めなきゃ、一発で決めなきゃ、絶対に大暴れしてバラス確立が上がる!!
頭からネットを差込み、頭が入ったところでネットを下流にグッと動かして体を入れる。
そこには、釣りはじめてから二十数年、ずっと夢だったホーム河川でのメーターオーバーがなんとも窮屈な体勢でネットに収まっていた。
夢の果て 最終章(夢の果て編)へ続く・・・
2016年12月09日
夢の果て 第三章(恵みの雨編)
夢の果て 第二章(ダイヤの気持ち編)の続きです。
それから急激な冷え込みを迎え、11月末、今秋11回目の釣行。
気になっていたルートをカヌーで攻めようと思ったが、なんとガチガチに凍っており、出航不可。
せっかく準備したカヌーを片付けて、仕方なく数年前まで通いつめていたエリアに。
降りしきる雨の中、手の冷たさを堪えながら着き場を丁寧に打っていく。
例年なら型のいいアメマスがポツポツ釣れるはずだが、釣れるのは産卵に参加しなかったような30クラスばかり。
折り返し地点の手前で、8月の台風の影響か、木が川を渡るように倒れ新たなポイントを形成していた。
そのすぐ下流。木の根株のオーバーハングの下で底を舐めていたミノーにドン!と良いアタリ。
一瞬小振りな本命かな?と思いましたが70近いアメマス。
その後は小アメのプチフィーバーで納竿。本命はやはり釣れなかったが、久々の良いアメマスと数釣りは本命坊主続きの僕の心を少し癒してくれた。
この日、帰ってカヌーを降ろす時に、もう川凍ったんだろ、カヌー洗って片付けろ。と親父が言った。
来週がある。そう答えて、洗わずに片付けた。
週間天気予報では木曜日に雨マークが付いていた。これはきっと小雨じゃない、この雨で今現在氷で閉ざされている狙いのエリアは絶対に開くと確信していた。
その木曜日、予想通り良い雨が降った。恵みの雨だ。ちょっと降りすぎたかなとも思ったが、これで川が開いたのは確実。
アメダスのデータを確認すると総雨量50ミリ。日曜日丁度良いんじゃないか。と思ったが、やはり少し心配で、空いた時間を使って土曜日に川の様子を見に行った。
普段より80㎝程度増水。強めの濁り。
明日は行ける!それもかなり良い状態になる!
そして迎えた12月4日日曜日。今秋12回目の釣行、いや、もう初冬の釣行だ。
早朝真っ暗なうちに一度、川を見に行った。増水は50㎝程度まで収まっていたが、予報外れの冷え込みにより薄氷が張っていた。
カヌーで出航することは何とか出来る。そしてカヌーからだと、ここから出航した方が魚に警戒心を与え難く、攻めやすい。
しかし、悩んだ末にもう一つの出航ポイントから出航することに決めて、車を走らせた。
雨後、増水、潮回り、濁り、時期。この日と同じような状況の時に80オーバーを獲ってるポイントがある。多少の警戒心は増水の流れが緩和してくれるだろう。なによりもそのポイントを今日誰よりも先に攻めたいと思ったからだった。
夜明けとともにいつもお付き合いいただいてるキーさんと出航。
キーさんと一緒の釣行は今秋何回目だろう。毎度毎度こんな釣りに付き合っていただいてることに心から感謝。
今回はキーさんにアンカー操作をしてもらいたく、目当てのポイントに行く前に操作方法を教える。
せっかくアンカーを降ろしたのだから、少しやってみますか、とここから釣り開始。
今日でカヌーは今年最後かなとラインをチェックし、スナップを結び直す。
今日最初の1キャスト目。
まさかのサミングミスでルアーは対岸の草に思いっきり刺さってしまった。素人みたいで恥ずかしかったが、強めにロッドを数回煽ると外れてくれた。
ライン傷んだかな?少しだし大丈夫でしょ、さっき結び直したばかりだし。とそのままキャスト再開。
しかし、何の反応も得られないので、目当てのポイントに移動して、まずはカーブの終わりから攻める。
寒くなってきたし、越冬に向けて流芯から外れていることも考慮し、流芯手前から順番にルアーを流していく。
ルアーは実績のバイブレーション。カラーは僕のソウルカラーであるオレンジ色のイワシカラー。
今日狙うエリアは約3キロ区間。その間の有望ポイント各所を効率よく撃っていくために、今日は実績のあるこのルアーとザリガニをイメージして使うミノーの2パターンをメインに攻めようと前日から決めていた。
数キャスト目、流芯向こうの反転流が発生しているところ。魚が着きそうなのにアメマスも滅多に釣れないよね~。なんて言いながらリフト&フォールで誘う。
アップクロスから僕の正面までルアーがきたところで、根掛かりのようにルアーが底から離れなくなり、ラインに抵抗がかかる。
反射的にアワセを入れた。
夢の果て 第四章(格闘編)へ続く・・・
それから急激な冷え込みを迎え、11月末、今秋11回目の釣行。
気になっていたルートをカヌーで攻めようと思ったが、なんとガチガチに凍っており、出航不可。
せっかく準備したカヌーを片付けて、仕方なく数年前まで通いつめていたエリアに。
降りしきる雨の中、手の冷たさを堪えながら着き場を丁寧に打っていく。
例年なら型のいいアメマスがポツポツ釣れるはずだが、釣れるのは産卵に参加しなかったような30クラスばかり。
折り返し地点の手前で、8月の台風の影響か、木が川を渡るように倒れ新たなポイントを形成していた。
そのすぐ下流。木の根株のオーバーハングの下で底を舐めていたミノーにドン!と良いアタリ。
一瞬小振りな本命かな?と思いましたが70近いアメマス。
その後は小アメのプチフィーバーで納竿。本命はやはり釣れなかったが、久々の良いアメマスと数釣りは本命坊主続きの僕の心を少し癒してくれた。
この日、帰ってカヌーを降ろす時に、もう川凍ったんだろ、カヌー洗って片付けろ。と親父が言った。
来週がある。そう答えて、洗わずに片付けた。
週間天気予報では木曜日に雨マークが付いていた。これはきっと小雨じゃない、この雨で今現在氷で閉ざされている狙いのエリアは絶対に開くと確信していた。
その木曜日、予想通り良い雨が降った。恵みの雨だ。ちょっと降りすぎたかなとも思ったが、これで川が開いたのは確実。
アメダスのデータを確認すると総雨量50ミリ。日曜日丁度良いんじゃないか。と思ったが、やはり少し心配で、空いた時間を使って土曜日に川の様子を見に行った。
普段より80㎝程度増水。強めの濁り。
明日は行ける!それもかなり良い状態になる!
そして迎えた12月4日日曜日。今秋12回目の釣行、いや、もう初冬の釣行だ。
早朝真っ暗なうちに一度、川を見に行った。増水は50㎝程度まで収まっていたが、予報外れの冷え込みにより薄氷が張っていた。
カヌーで出航することは何とか出来る。そしてカヌーからだと、ここから出航した方が魚に警戒心を与え難く、攻めやすい。
しかし、悩んだ末にもう一つの出航ポイントから出航することに決めて、車を走らせた。
雨後、増水、潮回り、濁り、時期。この日と同じような状況の時に80オーバーを獲ってるポイントがある。多少の警戒心は増水の流れが緩和してくれるだろう。なによりもそのポイントを今日誰よりも先に攻めたいと思ったからだった。
夜明けとともにいつもお付き合いいただいてるキーさんと出航。
キーさんと一緒の釣行は今秋何回目だろう。毎度毎度こんな釣りに付き合っていただいてることに心から感謝。
今回はキーさんにアンカー操作をしてもらいたく、目当てのポイントに行く前に操作方法を教える。
せっかくアンカーを降ろしたのだから、少しやってみますか、とここから釣り開始。
今日でカヌーは今年最後かなとラインをチェックし、スナップを結び直す。
今日最初の1キャスト目。
まさかのサミングミスでルアーは対岸の草に思いっきり刺さってしまった。素人みたいで恥ずかしかったが、強めにロッドを数回煽ると外れてくれた。
ライン傷んだかな?少しだし大丈夫でしょ、さっき結び直したばかりだし。とそのままキャスト再開。
しかし、何の反応も得られないので、目当てのポイントに移動して、まずはカーブの終わりから攻める。
寒くなってきたし、越冬に向けて流芯から外れていることも考慮し、流芯手前から順番にルアーを流していく。
ルアーは実績のバイブレーション。カラーは僕のソウルカラーであるオレンジ色のイワシカラー。
今日狙うエリアは約3キロ区間。その間の有望ポイント各所を効率よく撃っていくために、今日は実績のあるこのルアーとザリガニをイメージして使うミノーの2パターンをメインに攻めようと前日から決めていた。
数キャスト目、流芯向こうの反転流が発生しているところ。魚が着きそうなのにアメマスも滅多に釣れないよね~。なんて言いながらリフト&フォールで誘う。
アップクロスから僕の正面までルアーがきたところで、根掛かりのようにルアーが底から離れなくなり、ラインに抵抗がかかる。
反射的にアワセを入れた。
夢の果て 第四章(格闘編)へ続く・・・